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高校に入学しても、変わらずアイとしてバイトを続けていた。
事の発端は、10日前。
「頼もー!」
豪快な音を立てて、扉が開けられた。
「ここに、colorの連中が来るってのは本当か?!」
遠慮なく入りこんで来た人物は、開店準備をしていた俺の前まで近寄ってきた。
彼の歩いた後を見れば、掃除したてなのに足跡がついてしまっていて、素直に答える気が失せる。
「お客様、当店はまだ開店しておりません。お引き取り願います。」
直訳:とっとと帰れ。
と、接客用の笑顔で伝えた。
「俺は、colorの連中が来るのかって聞いてるだけだ!!」
彼の言ゔcolor゙とは、『bar.モザイク』を拠点とする、副会長ことアオさんが副隊長のこの地区で一番強い族の事。
名前の由来は、他の幹部にも赤、黄、緑、白と色が入っているから゙color゙だとか。
「お前、俺が話してるのに無視するなよ!!」
床掃除のやり直しがある為、無視して準備を進めていたら肩を捕まれた。
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