3525人が本棚に入れています
本棚に追加
この突如として現れ、友達宣言した一姫がこの後の元凶。
「アイは、俺の事ちゃんとハジメって呼べよなっ」
「アイって名前は、漢字どんなんなんだ?」
「アイは、何歳だ?」
「アイ!俺が聞いてんだからちゃんと答えろよ!」
全てを無視し、俺は開店作業を続けていた。
「…なんで無視するんだよ……!」
床掃除のやり直しのせいで、時間に余裕がないのもあるが、相手をするのが面倒臭い。
それにしても俺に関する事ばかり、colorの事で来たんじゃないのか?
「アイのバカっ…俺を無視した事、後悔するんだからな!」
最後には、部屋に鳴り響く声を上げて彼は帰っていった。
事は、その日から始まった。
店のパソコンにウィルスを手土産にハッキングされた。
マスターには、一姫が来た事や俺とのいざござを伝えていたので、即撃退+逆探知したが。
繋がった先ば四季゙の幹部、春日 悟-カスガ サトル-。
「…透君、厄介な事になりそうな香りがするよ~。」
「…俺もします。」
誰もいない店内で、二人してため息をついた。
最初のコメントを投稿しよう!