悪夢

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「あれ?」 切れない。 いや、スイッチは切れる。だが、いつまでたってもノイズが止まないのだ。 振ったり叩いたりしてみるが止まない。 一体どうなってるんだ? そして、さらにおかしなことに気づいてしまった。 こんなに大きな音が出ているにも関わらず、誰も俺を注意しに来ない。 いつもなら母親か姉貴が扉を蹴破る勢いで怒鳴り込んでくるはずなのに… おかしい。 何かが、おかしい―― ブツっ 突然、ノイズが止んだ。 静寂が部屋を支配する。 …音が、しない。 俺の乱れた呼吸音だけが響く。 なんだ。 何なんだ、これは。 なんだなんだなんだなんだなんだなんだなんだなんだなんだなんだなんだなんだ何なんだ―― 「――っ!」 …俺は、飛び起きた。
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