たった1つの大切なボタン。

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「はい、これ」 財前が俺に渡したのは制服のボタンやった よう見たら財前の制服の第二の位置にあるはずのボタンが無い 「どういうこと?」 「少し早いですけど俺の大事な大事な第二ボタンを謙也さんに捧げますわ」 と少し顔を赤くしながら言ってくれた 俺は嬉しくなって財前を抱きしめると、財前はお馴染みのキモいっすわって言うて俺を抱きしめてくれた 「謙也さん…卒業しても毎日テニス部に来て下さい。それから毎日俺に善哉奢って下さい」 「俺の財布をすっからかんにする気か?!」 「バイトしたらええやん」 「なんかもういろいろと扱いが酷い!」 「ドンマイっすわ」
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