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…?なんだここ。辺り一面が砂浜…
「やっと、繋がった」
目の前には、赤い瞳でロングの黒髪の美少女がたっていた。
「迎えに行くから」
そう言って俺の頬を撫でる。
…ついつい顔を赤らめてしまった。
「待ってて新」
―――――………
ピピピピッピピピピッ
あれ?天井。
「…夢、だったのか…………………………ふぁ~…はよ。太郎」
「ニャ~」
俺は寒川 新(かんがわ あらた)。どこにでもいそうな平凡な中学生だ。
まぁ~唯一変わっている所といえば、両親は共働きで、あまり家には帰ってこないという事ぐらい。なんか、世界を守っているとか何とか言ってたな。
そんな事情で俺は一人いや、太郎と二人っきりなことが多い。
ま~なれたけどな
「よし!太郎、俺が身じたく終わったら、ご飯食べるか」
「ニャ~」
太郎の頭を撫で、俺は行動を開始した。
そういや、今日の夢なんだったんだ?不思議な夢だったうえに、リアリティがあったな…
「ニャ~」
夢のことを考えていると、太郎が足に擦り寄ってきた。
どうやら、考えることに夢中で動きが止まっていたみたいだ。
「あ、ごめんごめん。すぐご飯用意するからな」
リアリティがあっても所詮夢。あんま深く考えないでおこ。
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