ふたりの宝物

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そうだ。 壊れたことが分からないように、ぼくのおうちに隠しておこう。 ここならきっと、見つからない。 そう思って、ぼくは壊れた船を自分の家の中に運び込む。 でも。 この船がなくなっちゃったら、ユウくんはもっと、悲しむだろうな。 ぼくだって、もしこのお気に入りのバンダナが無くなっちゃったら、絶対に嫌だもの。 やっぱり、ちゃんとユウくんに返そう。 それから、ちゃんと謝ろう。
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