ふたりの宝物

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夜になってお父さんが帰ってくると、お父さんは壊れた船を直してくれた。 さすがお父さん、ちゃんと元通りに直ってる。 ユウくんはもう、悲しそうな顔はしていなかった。 ちょっぴり怖かったけど、ユウくんは一つも怒らなかった。 いつもみたいに頭を撫でて、ぼくを許してくれた。 やっぱり、謝ってよかったな。 ユウくんとぼくは、いつものように一緒に遊んだ。 宝物の、その船で。 「これからは、ぼくとポポの、ふたりの宝物だよ」 ユウくんは、言った。
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