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「……後悔するぞ」
荒い息遣いの中で、浩介さんは真っ直ぐに私を見つめる。
「俺はきっと、葉月ちゃんに何度も後悔させてしまうと思う」
手と手を絡ませ合い、キスをして、また見つめ合う。
「……だけど俺は、キミを手放さない」
「浩介さ、んっ……」
また、唇と唇が重なる。
そして、肌と肌が、触れ合う。
「もう止めらんねえぞ」
その言葉は、いつもの浩介さんとは違う乱暴なものだし、動作もまた乱暴なものだったけれど、
それでも私は彼を求めて、ソファーの上で強く強く抱き締めた。
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