番外編

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「多恵ちゃん大丈夫?」 「う、うん・・・」 目の前には約一年振りに見る実家。 燎也さんと付き合い始めてからは一度も帰省してないから。 何の連絡もしないまま来ちゃったし、もう後には引けないね。 私達の暮らす家から、高速道路乗って約三時間。 インターフォンを押す手が震える。 「大丈夫だから」 そんな私に燎也さんは私の背中を後押ししてくれる。 私は一つ深呼吸すると力を振り絞ってインターフォンを押した。 き、緊張MAXです!!! がチャリと扉の開く音。
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