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「多恵ちゃん大丈夫?実家行くの緊張してんの?」
「う、ううん。燎也さんカッコイイから見つめてただけ」
私の言葉に燎也さんはコーヒーを吹き出した。
「ゴホゴホッ」
気管に入り込んだのだろうか、やたらむせている。
「ちくしょ~っ、家帰ったら可愛がり倒すから覚悟してろよ?」
燎也さんの言葉に今度は私がむせた。
「ち、ち、ちょっ!?燎也さん?」
「あはは、テンパってる多恵ちゃんチョー可愛い」
ううっ・・・燎也さんの方が一枚上手だな。
敵わない~っっ!!!
「あ、陸ちゃんカツサンドまだあるよ」
話題を反らすように空になってる陸ちゃんのお皿を見る。
つまみ食いするほどお腹すいちゃってたのね。
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