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「・・・初めまして。君は偉いね」
お父さんはニッコリ笑って陸ちゃんの頭を撫でた。
「おい!遊ぼうぜっ」
海がゲーム片手にやって来た。
「海。今から大事な話あるから二階で遊んでなさい」
「ちぇっ。つまんねーの」
トボトボと二階に上がろうとする海。
海、久し振りに帰ってきたのにごめんね。
すると陸ちゃん。
「お兄ちゃん、陸と遊んで~」
ピョンとソファーからおりた陸ちゃんは海の元へ駆け寄った。
「お、おう。いいぜ」
お兄ちゃんと呼ばれたのが嬉しかったのだろうか。
海は陸ちゃんの手を引いて二階に上がっていった。
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