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むむむ……なんだかんだ私のいつものペースが崩されてる気がする……
「まぁ、俺らに恋はまだ早いってことかな？」
「そ、そうだね～」
いつもの調子を取り戻さなきゃ……
よ、よーし……
「し、しかしナギナギもあれだよね～」
「ん？」
「京くんのことをいっぱい気にかけてさ～なんていうか友達思いだよね～」
「ははっ、そうだね、京太には間違っても恋愛感情なんてないよ」
「あれあれ～？まだ気にしてたの～？それ」
よしっ！掴んだかな？
「あはは、勘違いされないように念のためだよ。庭園さんこそ宇佐美さんの恋路のことを考えるなんてちょっと百合っぽいんじゃない？」
「そ、そんなことないよ～！変なこと言わないでよ～」
あ、あれ～？
なんか調子狂うな～
こう……いつもみたいな攻めが足りないというか……
いじりきれないというか……
「……そっか、友達思いか……」
「……？」
ん？なんだろう？
ちょっと悲しそう……
「あー、いや、中学のときは京太を助けてやれなかったというか……最後の最後で不甲斐ない結果になっちゃったというか……」
「…………」
あの話を聞いたとき……
私……泣いちゃったな……
「もっとこうしてればよかったな……なんていろいろ考えると止まんなくてね」
悲しい顔……
なんだろう？胸が苦しい……
「俺が本当に京太の近くにいていいのかな？とか……なにかあったら力になれるのかな？とか……」
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