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…………
京太視点……
う、うーん……
これはお互いに動揺してるな……
凪にとっては告白なんて日常茶飯事なのに……
……それは言いすぎか
まぁ、どちらにしてもこのお互いのビミョーな状況をなんとかしなきゃならないわけで……
どうにかしないとこのビミョーな空気の中でしばらく過ごさなきゃいけなくなってくる……
せっかく心を入れ換えてもう少し周りと接してみようと思っても、その肝心の周りがこんな空気じゃ接しづらいからね……
とはいっても長年友達というものがいなかった俺に恋の手解きなんかできません……
そこで……
「……え?私に?」
「……うん」
4時間目に入る前の休み時間……
宇佐美さんを少し呼び出して話をする
……今の俺が話しかけられてかつ恋愛に詳しそうな女の子で庭園さんと凪と仲が良い人といったら
宇佐美さんしかいないわけで……
「……えっと、要するに凪くんの恋の手解き?をして欲しいと……?」
「……う、うん。駄目かな?」
「い、いや!それはいいんだけど……」
「……けど?」
「わ、私もあんまり……というかれ、恋愛の経験なんて……その……ないし……うまくできるかどうか……」
「……あー、た、多分大丈夫だと……思う」
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