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凪視点…
まったく…京太たちは何がしたいんだ?
もしかして俺達のことに気づいてる?
今朝もエスパー的な力で妙に核心をついてきたし…
それに庭園さんの方から宇佐美さんに相談したって可能性もあるな…
まぁ、どっちにしても2人は妙な気を回してるな…
「あの……」
「……え?あっ…な、何?」
庭園さんが突然話しかけてきた
「そ、その…き、昨日のことなんだけど…」
「あ、俺もそのことで少し話が…」
そうだ…
はっきりと……
言わなくちゃ…
付き合えない……って…
「お、俺は…」
「き、昨日のことは忘れて!」
「………え?」
ど、どういうことだ?
「そ、その…な、なんていうか~、ちょっと勢いで言っちゃったみたいなことはあるし…」
「え?」
い、勢い?
じ、じゃあ…俺のことはなんとも思ってないのか…?
そう思った瞬間、頭を何か鈍器のようなもので叩かれたような衝撃を受けた
かなり…ショックだ…
ん?ショック?
なんでだ?軽い感じで告白されたから?
いや、そんなんじゃない気がする…
「えっと…つまり…」
「あ、でもでも!その…決して軽い気持ちで告白したんじゃなくてね!その…ナ、ナギナギのことは…す、好きだけど…答えは出さなくてもいいよ~っていうかなんていうか…」
な、なんだ…そういうことか
俺のこと…好きなのか…
俺はホッと安堵のため息をついた
???
なんで…ホッとしてるんだ?
「その…だから…好きだけど…いつも通り接してくれる?」
「もちろんだよ」
俺は動揺を表に出さないように毅然として答えた
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