想いっ!うーんとあれ?

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放課後…… 作戦その3! 「一緒に下校!大作戦!!」 ……… 「京太くーん!新しい作戦思いついたよ!」 「あー、ごめん……宇佐美さん…作戦は今日はもうやらなくていいかな?」 「えー!なんで!?」 「うーん…ちょっとね……」 凪に確認したいことがあるしね… 「うーん……わかったよ…」 「ほんとごめんね!」 「……はぁ…せっかく京太くんと一緒に帰りながら面白いことができると思ったのになぁ」 あー……すごい落ち込んでる… ど、どうしよ… 「…宇佐美さん」 「……なぁにー?」 「あー、その…こ、今度…そのさ…なんか埋め合わせするから!」 「……………ほんと!?」 「え?…う、うん」 なんだろう?なんかすごく嬉しそう 「じゃあ、その…今度デートしよ!」 「……え!?」 デート!? 「いや、なんか缶ジュース奢るとかそういう系とかじゃなくて?」 「そんなのいいよ!」 強く拒否られた 「忘れないでね?デート!」 「え?あ、う、うん…わかった」 あれ?なんか流されてる? 「じゃあ京太くん!またね!」 「う、うん…じゃあね」 そう言って宇佐美さんは庭園さんのもとに向かっていった な、なんか今の一瞬ですごいことが起きたような… でも……嬉しい…かも 「何ニヤニヤしてんだ?」 「え!?ニヤニヤしてる!?」 後ろから凪に声をかけられた 「ガッツリな」 嘘だろ… 自分ではポーカーフェイスをしてたつもりだったんだけど… 俺超気持ち悪いじゃん… 「まぁ、半分冗談だ…帰ろうぜ!」 冗談かよ… ん?半分…? き、気のせいだよな… そう思うことにしよう… そして俺は凪とともに教室を出た
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