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千代視点……
「それで……勢い余って告白しちゃったと……」
「………うん」
真っ赤にうつむきながら有栖は紙コップに入ったコーラを飲んだ
「で、でも…その時に好きって気づいたっていうか……なんていうか……多分前から好きだったんだと思う……」
「なるほどね……」
場所はとあるファーストフード店
「なんか……らしくないよね…私…」
「うーん…確かにね……有栖に好きな人できたらもっと積極的になるのかと思ってたし」
「私自身驚いてるんだよ……こんなになっちゃうんだって」
「でも……なんとなくわかるかも…積極的に行き過ぎて嫌われたくないもんね…」
恋バナ……
まさか有栖とするなんて…思っても見なかった
「……でも千代は結構積極的だと思うよ?」
「え!?」
「……千代、京くんのこと好きでしょ?」
「な、なな!!」
「その反応はそうですって言ってるみたいなもんだよ~?」
「……///」
私は恥ずかしくなって目の前のコーラを飲んだ
「ま、まぁ、お互い好きな人……いるってことだね」
「……そうだね~」
「でさ……」
「…うん」
「有栖は……どうするの?」
「うーん…私、返事はいいよって言っちゃったんだよね……」
「えっ!…………なんで?」
「断られるの……怖いから…」
「………」
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