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「凪~、聞いてよ~………」
「ん?どした?」
「今日も凪のためにお弁当作ってきたんだけどね~?」
「…うん、いつも通り期待してるよ」
………………………
「実は少し失敗しちゃったんだよ~…」
「失敗って……どゆこと?」
「う~んとね…卵焼き作ってたらなんか知らないけど唐揚げになっちゃったの~」
……………………!?
「なんだ、そんなことかよくあることじゃない」
……………………………!?!?
「え~……そうかな?」
「うん!」
「許してくれる……?」
「許すもなにも……有栖が作る料理は目玉焼きも唐揚げもそれ以外も全部美味しいじゃん!だから…問題なっしんぐ!」
…………………………
「ありがと~凪!大好き!!」
…………………………
………………
……
「だぁぁぁあああ!うるさい!」
「う、うわっ!なんだよ京太、突然叫んだりして」
「頼むから俺の席の後ろの席ではやめてくれよ!さっきからめちゃくちゃいちゃついてんじゃん!」
「京くん……別に私たちがどこでイチャイチャしたっていいじゃ~ん
誰に迷惑かけてるわけでもないんだし~」
「主に俺に迷惑なんですよ!!精神的面で!!」
「京太……なんで今日そんな荒れてんの?いつもそんなに喋んないのに……」
「誰のせいだと思ってんのさ!今日は二人とも一段とイチャイチャ度がひどいんだよ!?」
そこでクラスの大半の人が同時に頷きました……
やっぱりみんな思ってたか……
「む~…みんな冷たいな~…」
「ホントだよなー」
「ね~」
反省する気ゼロだなこの人たち……
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