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明らかにこの子たち凪ねらいだったじゃん！！
俺なんかに話しかけるわけないじゃん
しかも、この数！！
クラスの半分はいるぞ？
ど、どうしよ……
「ねぇ？君、奥田 京太君だよね？」
「…っ！…そ、そうだけど……」
は、話しかけられた！！
「へぇ～！ねぇねぇ、凪くんってどんな子？好きなタイプとかは？」
「あ、それ、私も聞きたい！」
「ねぇ、どんな料理が好きなのかな？」
「運動得意そうだよね～！なにかスポーツやってたの？」
女子からの質問攻め……！
ぶっちゃけ頭がパニックになってなに話されてるかわかんない……
や、ヤバイ……なんか返さなきゃなんか返さなきゃなんか返さなきゃ
「え、えと、ご、ごめん……俺そろそろ帰る！」
そう言って俺は教室を凪と同じく逃げるように出た
女子たちの不満そうな顔が見えたがそれどころではなかった
足が……
震えていた……
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