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「仲直り……もとい謝罪だな…この場合…まぁ、どちらにせよ今の状況を打開したいならまずは京太から動かなきゃだな」
「俺…やってみる！」
「おう！その息だ！これはお前の人間恐怖症を治す大きな一歩になる！」
「……人間恐怖症ってなんだよ」
「俺が勝手に命名したお前の今かかっている病気だ」
「病気じゃないし……ていうかテンション高いな…」
「だってこんなにおもしろくて退屈を凌げそうなこと…すみません…謝るんでどうか振り上げた拳を下ろしてはいただけませんか？」
「まったく…」
あと少しで怒りの鉄槌を親友にぶつけるところだった
でも、そうだな…
自分から動かないと何も変わらないよな…
…………………………………………
「な、なぁ、凪？」
「………んー？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
「こ、告白ってどうやるの？」
「…………………お前……」
凪は唐揚げを頬張りながらガックリとうなだれた
「お前は告白の仕方も知らんのか？まぁ、お前のその人間恐怖症を考えたらそんなものとは無縁だったんだろうが…そもそも告白っていうのは人に聞いてその通りにやるものじゃなくてだな……………」
凪が長々と話始めたが俺にはほとんど耳に入って来なかった
そうか…俺は宇佐美さんのことが好きだったのか……
少し怖いけど…でもあの時の宇佐美さんは覚悟を出して俺に気持ちを伝えようとしてくれたんだ…
だったらもう宇佐美さんが悲しまないように…
あんな喪失感にあふれた表情をさせないように…
今度は俺が…
頑張らなきゃ…！
「おーい…京太、聞いてるのか？」
「聞いてない」
「聞け」
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