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千代視点…
「…………」
奥田家の前…
「…………」
ここについてかれこれ10分…
インターホンの前で押すかどうか迷い中…
というか…やっぱり朝迎えに来るのは迷惑だったかな？
み、美春先輩とはまだ仲直り？みたいなのしてないし…
「…………」
いや、ここまで来たんだから！
今日は…一緒に登校するんだ！
か、彼女に…なったわけだし？
そ、そうだよ…
彼女なら一緒に登校くらい普通だよ…
普通…普通…
前髪を少しいじる…
か、髪型…変じゃないよね…？
朝出る前何回も確認したけど…
そ、外出ると変わっちゃうし…
あぁー、手鏡持ってくればよかった…
ど、どうしよう…変になってたら…
も、もういいや！
ありのままの私でいこう！
無駄に気合入れていったら引かれちゃうし！
いつも通り…いつも通り…
い、いつもこんなことしてないじゃん！
ど、どうしようー
頭を抱えてブンブンと首を横に振っていたら…
ｶﾞﾂｯ！
ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ♪
「あ！」
肘があたってインターホンを押しちゃった！
「やっちゃったぁぁあああ！！」
「きゃぁぁぁあああ！！」
……え？
京太くんの家から……悲鳴？
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