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血みどろの夕食を食べ終えて…
「あ、あの…お母さん…やっぱり私もなにか手伝ったほうが…」
「何言ってんの!お客様なんだから、ゆっくりしてて?」
「で、でも…」
「いいから、いいから…」
すげー馴染んでるな…千代…
「そうだ、京ちゃん…お風呂入ってきたら?」
「え?あ、うん」
「お、お風呂!?」
でも来訪者がいる中でお風呂にはちょっと入りづらくね?
家に千代がいるのに裸になるわけだからね…風呂場でだけど…
あと千代…鼻血止めてね?
「いつもみたいに裸でこっち来るんじゃないわよー?」
「ね、姉さん!!嘘つくのはやめて!」
「あら?私はそれでもいいけど…むしろ久々に京ちゃんの体を見てみたいわー」
「…………」ボタボタ
だからお客様の前でしょ!?
そういう下品な話は控えようよ…
千代が拒否反応出して痙攣しながら鼻血出してるじゃないか!
…………
そういうことにしておいてください
「はぁ…わかったよ…入ってくるよ…」
今日は疲れたしゆっくり湯船にでも浸かろう
でも千代が帰っちゃう前に出ないとなぁ…
「この前チラッとお風呂場覗いたんだけどね…京ちゃん意外と筋肉質なのよ?」
「あ、はい…腕を組んだ時にそれは少し気づきました」
「でしょ~?でもね…結構想像以上にすごいわよー」
「え…」
聞こえてるぞ?
つーか、母さん!?覗いたの!?
「なんかこうガチッとしてるけどでもありすぎるというわけじやないというか…」
「お母さん、それ細マッチョっていうんじゃない?」
「そう!それ!千代ちゃん…自分の目で見てくるといいんじゃないかしら?」
「…………ブシッ」ボタボタ
俺そんな筋肉無いし…
母さんたち千代のことからかってるだけだろ…
そんなに鼻血出させて…
後でしっかり片付けてもらうからね?
「美春はお父さんと一緒に入ってくれるよねー」
「嫌に決まってるでしょ!」
ゴスッ!
「お、おおぉ……ナイス…ボディーブロー…」ガクッ
何してんだろ…このおっさん…
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