父、襲来っ!「帰ってきたぞー!」「自己主張激しいね…」

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…………………… ………… …… 翌日… 「昨日は楽しかったね!京太!」 「うちの家族の恥ずかしいところしか見せてないような気がするけどね」 「え?なになに~?千代ったらもうご家族の方々にご挨拶に行ったの~?気が早すぎ~」 「ちょ!あ、有栖!?そんなんじゃないよ!!」 「へぇー…デートの帰りにお持ち帰りですか…京太も意外と大胆ですなぁ」 「凪…何を勘違いしてるんだ…」 学校にて二人にさんざんからかわれています 「まったく…デートに行くのにも緊張してた二人が終わったとなるとこうも惚気けだすとはね」 「あ、たしかに~」 「…………」 「…………///」 二人して黙ってしまった こういうところはまだ初なのだろうか… 「あ、京……奥田くん」 「あ、なに?えーっと…」 こ、この子は!! いつも俺のことを呼びに来る女の子!! な、名前…えーっと… 「あれ?初城(ハツシロ)さん?どうしたの?」 千代が名前を言ってくれた… お、覚えてなかったとかじゃないんだからね! 気持ち悪いですね…すいません… ん? 初城…? なんかどっかで見たことある… ような気がする 「あ、えっと…今日もまたお姉さんが…」 そう言ってドアの方を指差す初城さん… 「あ、ほんとだ…ありがとう」 そんな考えはドアの前で手をヒラヒラと振る姉さんを見たら吹っ飛んでしまった まぁ、大したことじゃないかな? 「姉さん…なに?」 「お弁当…忘れてたわよ」 「あ…ごめん…ありがとう…」 「いいわよ、このくらい…邪魔して悪かったわね」 「ううん、ありがと」 「仲良くヤるのよー」 そう言って姉さんは出ていった なんで「やる」の「や」がカタカナなんですかね? いや、もうあえて言うまい… 千代たちのもとに戻ると初城さんが馴染んでいた こうやって友達が増えていくのはなんだかいい感じだなぁ… 「それにしても…京太のお父さん…お姉さんのことすっごい溺愛してたよね…」 「あんな恥ずかしい父をみs…」 「え!?」 突然初城さんが大きな声を上げた ……え?
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