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「あら、どうしたの？食パン不味かった……？」
物思いに耽ってる場合じゃなかった……
「いや、そんなことないよ、母さん」
「でもそれちょっと古いパンなのよね……」
…………マジで？
「まぁ、大丈夫ならいいわ～♪」
なんか急に食べる気が……
「京太…。お母さんが言ってることは冗談よ」
「……え？」
「お母さんが京太にそんな危険なもの渡すわけないわ」
いままでの流れからもわかるように俺は母さんに溺愛されている。
再婚時に俺の過去の話を聞いて守ってやらなきゃと思ったんだとか……
って母さんから聞いた
基本的にそういうところの隠し事が無しな家族なのである
「……んで、京太」
「何？」
「昨日はどうだった？」
「どうだった？って……」
「うまくやっていけそう？」
「……まぁ、クラスに凪もいるしなんとか……ね」
姉さんも心配してくれてるんだなぁ……
「違うわよ」
……へ？
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