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家に入るとまず宇佐美さんの部屋に通された
女の子の部屋に入るなんて姉さん以外はじめてだ……
まぁ、人の家に来たのがそもそもはじめてだけど……
「じゃあ、奥田くんっ!ちょっと待ってて」
そう言って、宇佐美さんは部屋を出ていった……
なぜ俺だけに言った?
「ではでは、物色~」
そんな疑問は後ろで何やら始めようとしている庭園さんの一言で断ち切られた
「じゃあ俺もー」
!?
ちょ、凪!?
女の子はいいけど男が物色しちゃダメでしょ!
「ちょっと……なg「二人ともなにしてんの……?」……!?!?」
後ろを向いたら宇佐美さんが笑顔で立っていました
なんだろう……
ものすごく可愛らしい笑顔なのにどこか恐怖の香りがする……
「……いや、千代……?ち、ちがうよ?」
「何が違うの?」
「俺たちは……そのー……」
「なぁに?片平くん」
「「…………ガタガタ」」
終始笑顔
今日俺は女の子の笑顔は怖いということを学びました
「ちょ、まって!千代!落ち着いて!」
「そうだよ!これ以上いったら犯罪に……」
「「ギャアアアァァァ!!!」」
なにも見なかったことにしました……
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