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そんなこんなで談笑タイム
俺はコミュ障なので会話はほとんど凪担当……
「へぇ~、じゃあ京くんと凪くんは同じ中学校なんだ~」
ちなみに庭園さんは俺らのことをもう名前で呼ぶようになった
かなりフレンドリーな性格なようだ
あだ名もつけられてるし……
「…………」
「奥田くん、さっきからずっと黙ってるけど大丈夫?具合悪い?」
「あ、いや……大丈夫…」
談笑している中でだんだんと冷静さを取り戻してきた
自分が今どこで何をしているのかを……
よく知らない人の家でケーキを食べ面識の少ない人と会話をしている
なんだか地に足がついていないような変な感覚だ……
「……京太?」
「……え?な、なに?」
「なんだかぼーっとしてるぞ?」
「ご、ごめん……」
どっちにしろ今の俺はかなり変だ……
楽しいのか怖いのかよくわからない……
「ねぇねぇ、中学のときはどんな感じだった~?」
「どんな感じって?」
「なんか部活とか~、青春っぽいエピソードとか~」
と、庭園さんが凪に質問した
中学のとき……
思い出したくもない……
「そ、それは……」
凪もちょっと困ってるみたいだ……
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