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ちらりと凪が俺の方を見てきた
俺は小さくうなずいて話してもいいと合図した
もしこの二人が本当に俺のことを友達だと思ってくれるのならばつまらない隠し事はしたくない
凪は驚いて俺のことをじっと見てきたが、俺の意思が伝わったのか目線を宇佐美さんと庭園さんに向けた
「中学のとき……」
凪が話始めようとした瞬間……
ガチャ……
この家のドアが開いた音がした
そして……
「ただいまー。」
宇佐美さんのお母さんと思われる人がリビングに入ってきた……
そしてこのとき宙に浮いていた俺の足は……
突き落とされたかのように……
地に足をつけた……
理解したんだ……
自分がこの状況を……
たまらなく恐ろしく思っていることに……
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