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「‥‥さま、遥斗様!」
「んー?あと五分だけムニャムニャ」
「なに寝惚けてるんですか!今日は入学式でしょ!」
「わかってるって。んな大声出すなよ爺」
「早く着替えて一階に降りてきて下さい。朝御飯の支度が出来ております。」
「はいよ」
遥斗は眠そうな目をこすりながら返事をしてようやくキングベッドから降りた。
先程俺を起こしにきたのは、この上条家に仕える執事でもう30年以上仕えてきたらしい。
そのせいかやたら躾が厳しいし、親父より親父みたいだ。
「っと、もうこんな時間か」
遥斗は急いで着替えて、一階に降りた。
一階のリビングに行くと美味しそうな匂いが広がっている。
「ん?麻友は?」
「部活があるとのことで先に学校の方へ行かれました。」
「居ないなら居ないで調子狂うな。」
麻友というのは俺の一個下の妹だ。
かなりの可愛いさで毎日告白されてる。しかしかなりのブラコンでしょっちゅう俺に抱き付いてくる。
中3で体も発達してきて、時々当たる胸にどう対応していいか分からなくなってきたのが最近の悩みだ。
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