プロローグ

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「菜緒子に、夫を支えていけるの?」 「できるよ。・・・する。」 「菜緒子、共感とか出来ないじゃん。 あの時だって・・・」 「あの時は!・・・申し訳なかったと思うよ? うまく出来ず、傷つけたって、思ってる。」 泣きそうになりながら“彼”を見上げると、 見慣れた天井が映った。 ------------------- なんだ。夢、か。 雨宮さんに怒られるなんて。 忘れたつもりでいるけれど、 私、まだあの時のこと、 気にしてるのかな。 彼は今、どうしてるんだろう ・・・って、まだアメリカか。
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