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「ふぅん、いい感じじゃん?
やっぱりむこうもデートしたいんだね。
いいじゃん、いいじゃん」
「と、とにかく、返信打たなきゃ!」
慌てて返信する私を、桜がしたり顔で見ている。
桜は去年、年上の初彼が出来てから、やたらとアドバイスをしてくれる。
彼女なりの惚気なのかもしれないし、
彼氏が出来た私と、デートのことや、
彼氏がいないと出来ないような話をしたいのかもしれない。
とにかく、ニヤニヤと見つめる彼女の視線を無視して、私は文章を考える。
『雨宮さん、お返事ありがとうございます。
来週の日曜日、空いてますのでぜひ連れて行って下さい!
菜緒子』
よし、これで良いかな。
送信ボタンを押すと同時に、桜が口を開く。
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