第3章 急接近

13/13
前へ
/485ページ
次へ
「ねぇ、雨宮さんの下の名前、何?」 「え?走るって漢字1字だから、そう、じゃないの?」 「でも、イニシャルはHになってるよ?」 「・・・・・・」 「・・・・・・はしる?」 「そんなバカな (笑)」 「次のデートで聞いてみれば?」 「・・・っ・・・だからデートじゃないって」 結局、その日は昼休みが終わるまで、私は桜にからかわれ続けた。
/485ページ

最初のコメントを投稿しよう!

88人が本棚に入れています
本棚に追加