第4章 はじまり

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そうこうしている間に、注文したロコモコが運ばれてくる。 雨宮さんはアボガドが乗ったロコモコ、私は野菜たっぷりのロコモコだ。 今回のお店も当たりで、ロコモコはとっても美味しかった。 ボリュームもあって、お腹も心も大満足だ。 「雨宮さん、ほんと美味しいお店知ってますね。今日もすごく美味しいです!」 「良かった。菜緒子ちゃん、リアクション良いから嬉しいよ」 「雨宮さん、どこからこういう情報仕入れるんですか?」 「うーん、ネットとか、雑誌とか? 好きだから自然と入ってくるんだよね。 菜緒子ちゃんも好きなら、また付き合ってよ」 「いっつも私で良いんですか? ・・・あの、“気になる人”とか誘った方が良いんじゃ・・・」 「え・・・?」 雨宮さんが一瞬固まる。 しまった。 つい軽い調子で、気になっていたことを探ってしまった。 絶対、雨宮さんから見たら余計なことだよね・・・
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