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結局、別れ際まで2人とも黙ったままだった。
雨宮さんについて歩きながら、私は彼が口を開くのを待つ。
前回と同じ、別れる場所まで来たとき、
唐突に雨宮さんが呟いた。
「菜緒子ちゃん、俺と付き合ってくれない?」
ナオコチャン オレトツキアッテクレナイ?
・・・・オレト・・・ツキアウ
・・・付き合う・・・・
え? 私、告白されてる!?
突然のことに、言葉の意味を理解するのに時間がかかってしまった。
けれど、告白されたと気付いたら、一気に顔が赤くなった。
すぐに返事をしなくてはと思った瞬間、雨宮さんの言葉が聞こえた。
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