prologue~少女側の世界~

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「きゃあああああっ!!」 外で悲鳴が聞こえる。 「火事だー!!」 火事? この城の近くだわ。 ああ、私死んじゃう。 死にたくないのに!! 足がガクガク震え始めた。 思うように足が動かない!! 「もう、だめだ…」 意識が遠くなる。 「僕が助けてあげる」 と、少年の声が古い鏡から聞こえた気がした。
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