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「美野里!会いたかったです!」
「おっおい!離れろよ!」
どうやら生徒会が黒毬藻君に会いにきたらしいが俺はそれどころではない。
どうやったら媚薬がキレるか考えていた。
「ふん、お前が気に入ったと言うから見に来たが、タダのオタクか。」
「なっ!!俺はオタクじゃない!秀離せ!!未来が大変なんだ!」
ちょっ毬藻君、絡まないでほうっておいてお願いだから!
「未来誰ですか?それ。」
副会長のモロ不機嫌な声が聞こえる。
「佐々木未来だ!さっきから様子が可笑しいんだ!」
「佐々木未来ってぇ~今、会長と並ぶくらい人気の二年の子じゃぁーん、名前しか知らないけどぉ~、どの子~?」
あ、この特徴のある喋り方……チャラ男会計…!
黒毬藻君が丁寧に俺のことを教えた。
「へぇ、ねぇ~顔見せてよぉ~」
伏せてる状態だから俺の顔は見えない。
生徒会みんなが未来を見てる。
副会長はグチグチ言いながらだけど。
会計は俺の肩を上に持ち上げた。
ちょっ、マジやめっ グイッ
「ッハァ…ァ」
「お顔拝けー…っ////」
目の前の会計と目が合う。
さっきまでグチグチ言ってた副会長の声も周りのチワワの声も聞こえなくなりシーン…となった。
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