第一章

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黙々とオムライスを食べ進めていると俺達よりは小さいが歓声が聞こえた。 無意識にそっちを見ると茶髪の爽やかそうな子と髪が真っ赤の強面不良と黒毬藻みたいな頭した子がドアに立っていた。 特に面白いこともなかったので俺はまたオムライスを食べ進めた。 ちなみに知華はあとは牛丼だけだ。 いつも思うが食べるの早いなぁ。 とか思っていると歓声がこちらに近づいてきた。 オムライスから目を離して顔をあげると爽やか君に不良君に毬藻君がいた。 ??爽やか君はじーっと俺を見ている。 いや、俺にこんな知り合いいないし…。 ※未来達は6人用の円テーブルに座ってます。 すると和もこの状況に気づき頭に?を浮かべてる。 知華は料理に夢中でちっとも気づかない。 すると一番はじめに口を開いたのは黒毬藻君だ。 「なぁ!お前名前なんてゆーんだ?教えろよ!」 これは俺に言ってるのかな? てかこの子一年生だ。 周りは非難の声がたくさんあがってる。 ※学年によりネクタイの色が違う。 一年生青、二年生赤、三年生緑。 「んと、俺に言ってるのかな? でもさ、まず自分から名乗るのが礼儀だよね?後、俺は先輩だよ?敬語、使えるよね?」 俺が首を傾げると半分以上見えない顔が赤くなった。 「俺は明石 美野里だ!!よろしくな!俺が名乗ったんだからお前も名乗れよ!」 「明石君、敬語、使えないの?そっかぁ…残念ながら俺は先輩に敬語使わない子とは仲良くしたくないんだ。ゴメンね?」 俺が謝ると爽やか君が話しかけてきた。 「佐々木先輩!はじめまして。俺、東条 忍と言います。 前から先輩の事知ってました!! 良かったら友達になってもらえませんか?」 爽やか君…否東条君が目をキラキラさせながらこっちを見てきた。
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