第一章

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「未来様!おはようございますっ!!」 「ん?あぁ、おはよう(ニコッ」 この子は親衛隊の子かな? 親衛隊は可愛いから好きだ。 チワワみたい。 「未来様、それで…あの…、良かったらこれ、食べてください!!///」 そう言いながら男の子が差し出したのは可愛くラッピングされた……なにか。 だって箱だから中身見えないんだよ。 「これは?」 「フルーツタルトです!!この前食堂でタルトが好きとおっしゃってたので作っちゃいました。 あの……受け取ってもらえませんか?」 若干涙目+上目遣いをされたら断れないに決まってる。 「ありがとう(ニコッ タルト、大好きだよ。 でもゴメンね?今お返しが…」 「いっいえ!!お返しなんてとんでもないです! 受け取ってくれるだけで僕は嬉しい、です////」 箱を持ちながら首を一生懸命横に振る名も知らない親衛隊君がとても可愛い。 「そっか…ゴメンね?」 男の子から箱を受け取る。 「いえ!///僕こそ受け取ってくれてありがとうございます!///それじゃあっ!」 「あ、待ってよ。」 走り去ろうとする男の子を呼び止め 「ありがとう(チュッ」 頬にキスをした。 「それじゃ。またね~、タルトありがとう」 男の子はぷしゅーと空気が抜けたようにヘタァ、と座り 真っ赤な顔で「あれは反則だよ…////」と呟いた。 その光景を見ててか歩いてるうちにタルトは増えていき くれた子1人1人の頬にキスをしたのは言うまでもない。
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