5人が本棚に入れています
本棚に追加
自分でも驚くくらいの大声で警官を問い詰めた…
警官『落ち着きなさい……』
警察の人が全部話してくれた…俺との待ち合わせ場所に向かう途中で事故にあったこと…子供を助けるために車の前に飛び出た事…
春歌『なんでそんなことを……』
病室があわただしくなる……
『彼女の知り合いの方ですか?』
春歌『は……はい…』
『彼女が目を覚まされましたよ…』
病室に入るといつもと変わらない笑顔を俺に向ける君……
春歌『藍璃……』
藍璃『春歌…ごめんね…』
春歌『謝るなよ…大丈夫だから』
暖かい…藍璃は生きてる……
藍璃『一緒に居れなくてごめんね…』
春歌『藍璃…何言ってるんだよ…』
藍璃『春歌…あ……い』
ピッピッピッピッピ~
君の鼓動が止まった…暖かい手から消えていく熱……開かない目もう二度と俺の名前を呼ぶことの無い唇……
頭の中が真っ白になった
『は……る……君』
春歌『叔父さん?…』
藍璃父『すまないね…辛い想いさせたね』
春歌『なんで藍璃はあんな無茶してまで…』
藍璃父『私からになってしまうが話そう…』
彼女の父親からの言葉に俺は耳を疑った
藍璃父『藍璃は…あのこは妊娠していたんだ…』
最初のコメントを投稿しよう!