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【雨音】
今年の誕生日も雨…君が居なくなってから…俺の誕生日は…いつも雨が降る…
カツンカツンカツン…
春歌「イライラする…」
歩きなれた廊下…君とも歩いた…
春歌「…藍璃……」
君の名前を呼んでみても返事なんて返って来るはずも無いのに…
俺の声は静かに廊下に響いた…
ふと、音が聞こえた…その音が俺の事を呼んでる気がしたんだ…
春歌「ピアノ?…」
第三音楽室
音楽室の前で足を止めた…切なく響く音…藍璃…君の声みたいに…俺の心【なか】に入り込む…
「誰?……」
ピアノの音が止まり弾いていた主がこちらに顔を向ける……
「……貴方は、なんで泣いてるの?…
」
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