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泣いてる…俺が?…藍璃…君が居なくなってから涙が出なかった俺が?…
床に落ちる雫…それは紛れもなく…俺の目から流れ落ちていた…
春歌「なんで…俺……泣いてるんだ?…
」
分からない………分からない……呼吸が痛い……次の瞬間…目の前が暗くなった
「…………ぶ?………」
「……大丈夫?…」
優しい…声…誰?……藍璃?…意識が戻ってくる……
春歌「…………ここは?……」
「保健室だよ~」
春歌「…なんで…俺……ここに?」
「何も覚えてない?……」
春歌「……ピアノ?…」
そうか……俺あの後倒れたのか…何て事を頭の中で整理していると…
「君、何年生?クラスは?」
俺の事を心配そうに覗き込む顔…
春歌「三年……」
「えっ…私より年上!?」
当たり前の反応だな…確かに俺は童顔だ……
春歌「俺は…三年Sクラスの間宮春歌…君は?」
「私は…葉月七羽です!」
そう、これが…七羽…君との出会いだった
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