†入学式†

7/24

101人が本棚に入れています
本棚に追加
/89ページ
皆、1年一緒に過ごしているせいか、背の順に並ぶのにそれ程時間はかからなかった。 先生に着いて行き、体育館に並ぶ。 僕にとっては人が沢山居るので、とても窮屈に感じる。 入学式自体の内容は、PTAの挨拶、校長先生の挨拶、新入生に向けての学校説明。 最後のは、僕が居ない時にやって欲しい… そんなこんなで入学式が終わり、教室に戻る。 もう帰ってもいいらしく、次々と教室から皆が出て行く。 優哉「僕も帰ろ…」 優哉は鞄を持って、席を立つ。 すると、そこへ未来がトコトコとやってきた。 未来「この後、進級祝いとして皆でカラオケ行くけど優哉も来るよね?」 優哉「いや、僕は…」 "行かない" 昨日やもっと前だと、そう言ったと思う。 だけど、何故か僕は無意識で "行く" と言った。 思えば、この時から自分を変えようと、自分自身で決めてたのかもしれない。
/89ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加