プロローグ

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チュンチュン♪ 朝から小鳥の囀りが聞こえる。 そんな囀りの声で目が覚めた僕、壱松優哉(イチマツ ユウヤ)16歳は、今日から高校2年生だ。 普通は、新しいクラスになって、新しい友達が出来るのをワクワクしながら登校するのだが、僕はそんなこともない。 学校に行くと、人が沢山いる。 そんな中、1日の半分の時間を費やさなければならない。 学校に行くのが面倒だ。 そんな僕が何故、今日学校に行くのかというと──── ガチャ! ?「ほら優哉~、学校行くよ?」 1人の女子が部屋の扉を開けた。 その女子の名前は小嶋春奈(コジマハルナ)。 オレが唯一心が許せる人。 僕はコイツに引っ張られて1年生の時も学校に行っていた。 優哉「…だったら春奈も着替えてから起こしてよ…」 春奈はパジャマのままだった。 春奈「まぁいいじゃん、早く準備しなよ?」 そう言って、春奈は自分の部屋に戻って行った。 優哉「ハァ……。」 僕は動かしたくない体を動かして、1階へと向かった。
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