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それから始まった片付け
優哉は私物を全て自分の部屋に片付けた。
優哉「よし。勉強はリビングでするとして…絶対に僕の部屋を皆に見せたらダメだよ?」
優哉はソファの上で携帯を弄っている春奈に言う
春奈は「はーい」と、気の抜けた返事をして携帯を閉じた。
春奈「でも、皆はどこで寝るの?」
春奈はテレビを付けて言う。
優哉「リビングでいいんじゃない?………あっ、」
優哉は気づいた。
今月はただでさえ生活が厳しい
のに、大勢を呼んで料理などもしなければならない
出前を取るにしてもお金がかかる
優哉は頭を抱えた
優哉(僕があまり食べなければいいか…)
それだけだとあまり変わらないと思うが、なにもしないよりはいい。
優哉は自分にそう言い聞かせて再び春奈に念を押した
優哉「絶対に僕の部屋を皆に見せたらダメだからね?」
そう言うが、返ってきた言葉は
春奈「はーい」
翌日が益々心配になる優哉だった。
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