プロローグ

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朝食を食べ終えると、そろそろ学校へ行く時間になっていた。 春奈「そろそろ行こっか?」 優哉「そうだね。」 春奈「じゃあ外で待ってるね?」 優哉「うん。」 春奈は、ソファの上に置いてあった鞄を持って、外に向かった。 優哉も食器を片付けた後、戸締りを確認して、家を出た。 通学路─── 春奈「優哉も早く友達作らないと。」 優哉「別にいいよ…。」 優哉は高校に入学して1年経った今も、友達と呼べる人は春奈しかいない。 春奈「もぅ……。」 優哉「ゴメン…」 春奈「謝らなくてもいいけど、困るのは優哉だよ?」 優哉「…じゃあ、頑張って新しいクラスに馴染んだら友達作ってみるよ。」 春奈「馴染めるのかな…?」ボソッ 優哉「?」 春奈「なんでもない!!(汗)、あ、着いたよ?」 春奈が指差した方をみると、見慣れた学校… 春桜(シュンオウ)高等学校があった。 優哉(今日からここで…) 優哉にとって、新たな出発を迎えた日になった。
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