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それからどのくらい時間が経っただろうか
春奈は優哉が落ち着くまでずっと抱き寄ていた
そして、しばらくして落ち着いたと思ったら、規則正しい寝息をたてている優哉。
春奈「…起こそっかな…」
迷惑だと思ったが、優哉を2階に運ぶことが出来ない春奈は優哉を起こすことにした
春奈「優哉、」
声をかけながら少し肩を揺すると、優哉は簡単に起きた
優哉「あれ…あの人は…?」
優哉は記憶がないのか、朱雨が帰ったことを知らない
春奈「帰った。優哉が追い返したんだよ?」
優哉「僕が…?」
春奈「そ。なんか眠くなっちゃった、今日は寝よ?」
優哉「うん…」
優哉は自分が追い返したことに疑問を持ちながらも、春奈と2階に上がり、自分の部屋で眠りについた
春奈(…最初から、優哉を好きになってたらよかったな…。)
寝ている優哉は、春奈の思いを知る由もなかった
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