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優哉「どういう…事…??」
優哉は意味がわからなかった
自分のせいで春奈が怪我した…?
確かに春奈は顔や手足を怪我をして気を失ってるが、それが自分のせい?
朱雨「お前が離れて飲み物を買っている間に、春奈は蹴り落とされたんだよ。」
優哉「な…ッ!!」
朱雨「わかったか…?…お前が春奈をこんな状態にしたんだよ!」
優哉「僕が…?…僕が春奈を…!?」
優哉は酷く焦っていた
さっきまでの春奈の笑顔はない
それは自分が春奈から離れたから
優哉の精神状態はこれまでにない程、乱れていた
朱雨はその優哉にさらに追い打ちをかけるように続ける
朱雨「あの時、お前が出て行かなかったからこんな事になったんだ。今度こそ家を出て行ってくれよ??」
そういって朱雨は春奈を背負って立ち上がる
優哉「どこ行くんだよ…、」
朱雨「家に連れ帰って治療するだけだよ。明日には返すから、それまでに出ていけよ疫病神さん。」
そう言い残して立ち去って行った
優哉「…………」
優哉はただそこに立ち尽くすことしか出来なかった
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