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快人さんが弟みたいだと思ってくれてて嬉しかった。
着替えを済ませて更衣室を出ると、詰め寄る麻衣さんと、慌ててる快人さん。
「お疲れ様でした」
2人を見ながら、俺は退場。
兄貴、がんばってね。
笑いながら帰る。
次の日の朝。
いつもより気持ち早めに起きた。
いつもより身嗜みに力を入れるために。
特に髪型は重要。
俺の好きな相手はそのプロだから。
長森優花、優ねぇ。
幼なじみの優希の姉。
まだ俺が小学校に上がる前までは毎日のように遊んでくれた。
当時の優ねぇはもう高校生で、俺からみたら、大人と変わらなくて、でもほんとの大人よりは身近で、優しくて、いい匂いがして、繋いでくれる手が柔らかくて…
もう、好きになる以外、有り得なかった。
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