99人が本棚に入れています
本棚に追加
「そうだ、ひろ、今日優ねぇのお店行くんだよね。カラーとカットでしょ、どんなのにするの?」
優ねぇから聞いたのか。
そっか、優ねぇが家で俺の事話したりするんだな。
軽くにやけてるかも、俺。
「何、笑ってるの?」
あ…、やっぱり笑ってるのね、俺。
「…内緒」
「なんで?じゃあ、カットどんな感じにするの?」
「それも内緒」
「教えてくれてもいいじゃないの」
優希、機嫌悪…
優希が俺の事悪く思うと、優ねぇに喋られたら印象悪くなる。
それは避けたい。
…て、言うか、単純に、髪型どうするかって、言葉で説明するの難しくないか?
少なくとも俺には難しいぞ。
「お前、したい髪型、今俺に言葉だけで説明できる?」
逆に優希に聞いてみた。
数秒経過…
「できない…」
「だろ、そう言う事」
「しょーがないから、明日見る」
「そうして」
最初のコメントを投稿しよう!