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私は身体を売っていないと思いたいが、身体を動かす度に痛む腰はそんな現実逃避を認めてはくれなかった。
うーウソウソ寝ちゃったの?!
うわあぁぁ身体を売らないが私のなかでの決まりなのにー……
「クックックッ…」
うわああぁぁぁぁっと頭を抱えながらアタフタしてると、寝ているはずの男から笑い声がした。
え、起きてるの?!
「クックッどうした百面相なんかしちまって」
「え、あ、やーあの……」
待て待て私。
これは聞いていいのか?
そんな恥ずかしいことを聞くなんてそんな……
というか私は生娘だったんですよ。
私の初めてはこの男に……
えぇい!
ココまで来たら聞いてしまった方がいっそ楽だ!
ほら、腰の痛みはぶつけたからかもしれないしね!うん!
「あ、あの大変申し訳あらへんのけど
、その………」
「昨日の事か?
夜は激しくて久しぶりに燃えたぜ」
「へぇ……」
おぉう、私の希望はたたれた。
初めての記憶が全くない……なんだこれは…
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