2人が本棚に入れています
本棚に追加
「なんだ?
あんなに激しかったのに覚えてないのか」
「え?!やー………」
ードサッ
……ん?
男の返答に困って下を向いて考えていると、急に後ろに身体を引かれ背中には布団、目の前には男の胸板……胸板?!!
「ちょ、何しはるん?!」
「ん?や、わすれたんなら身体で思い出させようかなと」
いやいやいや!
何をとんでもないことをしようとしてるんですかこの男は!
「いや、勘弁しぃッ?!」
後退りしながら腰を曲げた瞬間、鈍い痛みが走った。
うー初めてだからなのかな?
けど、この痛みなんか……
「クックックッ…あははは!
冗談だ冗談」
「へ?」
一頻り笑ったあと、男が脱いだであろう服を手に取りながら語った。
「激しいなんて冗談だ。
お前は俺を見送るときに、階段から滑り落ちて腰強く打ち付けたんだよ」
.
最初のコメントを投稿しよう!