運命の人

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「まったく、タイミング悪いんだから」 ぼやかずにはいられない。 かつっつっつっ! 軽い足音を立てて、チャッピーが走り寄ってくる。 千切れんばかりに振っているしっぽを見て、恵は思わず微笑んだ。 跳びかかってきたチャッピーを抱き上げて、中に入る。 チャッピーは、薄茶色のミニチュアダックスフンドで、まだまだ元気な三才の女の子。 ちなみに、隣人に懐いている。
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